z88dk/z88dk | GitHub - Wiki - Platform Sharp PC
z88dk は Z80 の CPU 向けに機械語・マシン語や C 言語を用いて
クロス開発が可能です。PC-E200 および PC-G シリーズも対応しています。
z88dk から生成されたファイルは .ihx ファイルになります。
g800 では、ファイルを g800 へドラッグ&ドロップするか、
g800 プログラム.ihx で起動します。または F4⇢File でファイルを指定できます。
実機では .ihx ファイルの中身をシリアル経由で転送して下さい。
その後 F1 BASIC の RUN MODE より MON ⇢ R ⇢ G100 とします。
エラーになる場合は USER2000 など、エリアを大きく設定して下さい。
examples/g800 - GitHub z88dk/z88dk
z88dk を展開すると examples/g800 にサンプルがあります。
make で各プログラムを一気に生成できます。
できた .ihx ファイルを g800 や PC-G850 シリーズ本体へ読み込みます。
box 画面に長方形を描いていきます。
mandel マンデルブロ集合を描きます。
physics いくつかの ○ が飛び跳ねます。
sin サインカーブを点⇢線で描きます。
turtle タートルグラフィックで図形を描きます。
turtle.c でライブラリ turtle.lib を生成、
turtle-exaple.c は turtle.lib を用いて図形を生成しています。
基本的に次のコマンドです。プログラム.ihx が生成されます。
-bn プログラム を省略した場合は a.ihx が生成されます。
ライブラリを使用する場合、更にオプションが必要な場合があります。
zcc のオプションに -clib=g850 を付けた場合、
テキストは上の z88dk 内蔵のフォントを用いた 8 行モードでビルドします。
¥ の代わりに \、~ の代わりに  ̄ となっていて、
ブロックやカナは含まれていません。
Classic Monochrome Graphics | GitHub z88dk/z88dk wiki
graphic.h を用いたグラフィック、gameh.h を用いたスプライトも使用できます。
ポケコンのコールルーチンではテキストに座標が必要だったり、
グラフィックもイメージを転送するように扱う必要がありますが、
z88dk のライブラリで用いて容易に扱えるようになります。
z88dk のライブラリのみでつくられたプログラムであれば、
Z80 CPU の他環境でも動作できるメリットもあります。
更に games.h を include する事でモノクロスプライトを使用できます。
「スプライト」と表現されていますが、線画するので、
ゲーム等のキャラクターに限らず使用する事が可能です。
サイズも 8x8 である必要ありません。全画面 144x48 でも使用できます。
横が 9 以上になる場合、左上から右⇢左下⇢... で線画していきます。
8 の倍数でない場合は左寄せです。
ここで紹介しているプログラムは z88dk のライブラリのみを用いていて、
PC-G850 シリーズ以外の Z80 採用プラットフォームでも動作可能です。
サインカーブを描きます。
zcc オプションの -lm と math.h は汎用の算術ライブラリです。
これにより浮動小数点と三角関数を用いて描いています。
風船を飛ばします。モノクロスプライトを用いています。
GPRINT は縦 8 ドット分を左から右に描きますが、
モノグラフィックは横8ドット分を左上から右に描いていきます。
このプログラムは 8x8 ですが、大きさは問いません。
横幅が 8 の倍数でない時は左寄せで作成します。